りんごと晴れの日が大好きだった少女も、いまや高校一年生。人懐っこく真っすぐだった性格と世間知らずの一面はまったく変わっていないが、思春期を迎え、同級生から人間を知ったり、先生の姿から大人を知ったり、ナナスタはちょっと特別な場所なのだということを感じ始めている。 方言を使うことも今ではちょっと恥ずかしくなり、一人称も「私」になっているが、感情が昂ると今でも方言が出る。